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Life

~はじめに~
*中国古代の医書「黄帝内経」

黄帝内経(こうていだいけい)は中国最古の書物で、初代の皇帝にあたる黄帝とお抱え医師の岐拍(ぎはく)の問答によって、天と地と人の営みについて万象を網羅する深淵な世界が語られています。その内容は、医学、易学、天候学、星座学、気学、薬学、運命学などの多岐に渡り、当時の生命科学書ともいわれます。以下に、その一部をご紹介します。

「昔はだれもが百歳まで生き、老化の兆しも見せなかったときいた。しかし、今や人びとは早くから歳を取り、五十年しか生きられない。これは環境によるものなのか、それとも人びとが道を見失ったためなのか」黄帝がたずねた。

お抱え医師の岐拍は答えた。「かつて、人びとは道を守っておりました。陰と陽のバランスの法則を理解していたのです。そして、瞑想など、宇宙との調和を保つための習慣を考え出しました。決まった時間にバランスの取れた食事を摂り、決まった時間に寝起きをして、心と体に余計な負荷をかけないようにし、どんなことでも度を過ぎぬよう慎んでいました。そうやって体と心の健康を保っていましたので、百歳過ぎまで生きるのも不思議ではなかったのです。」

「今や人びとは道を忘れてしまいました。酒を水のように飲み、食べ過ぎをはじめ、よくない習慣を身につけ、精魂を使い果たし、エネルギーを消耗しています。刺激を求め、一瞬の快楽にふけり、自然のリズムや宇宙の法則には目もくれません。生活や食事は不規則になり、睡眠は十分ではありません。エネルギーと活力を維持する秘密を知らないのです。ですから、五十歳でも老けて見え、早死にしてしまうのは、不思議ではないのです。」

約2,500年も前に100歳を超える長寿社会が存在していたとは信じ難いことに思えます。しかし、現在でも世界各地の地域によっては、数百~数千年前と同じ自給自足の生活環境で100歳を超えるご長寿村が点在していることから、黄帝内経の世界に信憑性を与えています。

現存するご長寿村の人びとは、さまざまな豆類、全粒の穀物、野菜、果物、ナッツ類が主になり、肉類ばかりを食べる人はごく稀で、ほぼ菜食主義者に近い食事をしているそうです。

現代社会に生きる私たちにとって、長生きをするために古代の人のように道を守り養生をして天寿を全うするのは難しいかもしれません。かといって病気や症状で苦しみ、不安や心配を抱えながら日々を過ごすのはつらいものです。

そこで、慌ただしい日常の中でも手軽に実践できる現代版の養生法(かたよらない生活)をご紹介していますので、よろしければご参考になさってください。

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