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Life

*人体は「小宇宙」

東洋医学には、「天人合一」という代表的な思想があります。

これは、宇宙・自然と人間は一体関係にあり、宇宙に対して人体を小宇宙と考えてきたことにあります。宇宙・自然の変化が心身(小宇宙)に関連すると認識していたので、太陽や月、星などの運行規律を観察して自然(気候)への影響を予測していました。

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私たちは宇宙・自然の一部分であり、その一部分(小宇宙である心身)が一人ひとりの宇宙・自然を表現している。それは、一人ひとりの認識によってそれぞれの心の宇宙観・世界観があるともいえます。

天人合一思想では、宇宙・自然(天)から多くのことを学び、人間の心が天地と通い合った境地へ至ることを人生の修養とし、その過程で生まれた閃きや直感を現実の世界へ表現していくことにあったようです。現代においても、禅やヨガなどの瞑想を経営やスポーツ・個人の精神性の向上などに活かし、そのような生き方を実践している方も多くいらっしゃるようです。

古代の東洋では社会や個人の基盤となる考えでしたが、現代の一般的な感覚では「経済」「科学」へ置き換わり、「天地(心の基軸であった)」といっても「天地天命に誓って~」のように言葉は残りますが、私たちの心には響かなくなって久しいのかもしれませんね。

*「養生」について

天人合一思想の中には、心と体を健やかに生きる「養生」という知恵があります。心と体の両方を指すので類は異なりますが、現代でいう予防医学のようなものになります。

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例えば、皆さんもよく知る「頭寒足熱」という考え方では、「頭」脳を熱くし過ぎると「体」では自律神経が昂ぶり血管の収縮やホルモンバランスなどが乱れ万病を引き起こしてしまうと共に、「頭」では利己的に陥りトラブルを起こしやすいというものです。「頭を冷やせ」「頭にくる」というようにイライラするとカァーッと頭が熱くなりますね。
また、「足」やお腹が冷えることでも、熱は頭に上昇し誘発しやすいと考え「冷えは万病の元」といい、「体」ではお腹や足を冷やし過ぎないようサラシや腹巻・帯などで気をつけていました。「心」では「足元を(おろそかにすると)すくわれる」や「浮足立つ」と考え、地道に足元のことを大事にしていたようです。「脚下照顧(きゃっかしょうこ)」という言葉もありますね。

※現代の予防医学でも、ストレスや冷たい飲食物などによって、お腹が冷えてしまう(腸内温度の低下)ことで、腸内が悪玉環境へ傾くことから免疫も低下し風邪を引きやすく治り難くなることが分かっています。

「頭」を熱くしないコツとして、ストレスを溜めないことや深い睡眠で「頭を冷やす(休ませる)」こと。「足」を冷やさないコツとして、冷たい飲食物や消化に負担がかかる食べ物に偏り過ぎないことや、足腰の活動が低下すると筋肉量や温度が低下するので適度に動かすことを注意していました。

「頭寒足熱」することで、頭の冷静さが保たれると共に自律神経が整い、「腹が据わる」「地に足がつく」といった精神的な落ち着きを得られます。

*元気で毎日を過ごそう ~かたよらない生活のコツ~

ここでは、現代人の生活に直結した「養生」についての紹介をしていますが、どなたでもご自身の身体を大切にする方法はご自由ですので、健康法に関しても同様と考えています。「○○するべきである」や「○○しなければいけない」というものではありません。

しかし、身体のしくみや自律神経のサイクルを知らない場合、不調の際に対処ができず、病院や薬に頼らざるを得なくなってしまいます。

万病を引き起こす自律神経の乱れを整える上で、とても大事な「体内時計とホルモンについて」と消化管や血管の酸化(老化・劣化)を遅らせキレイに長持ちさせるコツ「動植物性タンパク質」と「酸アルカリ性食品」についての記載をしています。

「ココロとカラダが自然体で活き活きとした毎日」のヒントとしてご活用ください。

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