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Life

1-2.「体内時計」を整える習慣

◇自然治癒力の源 ~深い睡眠をとろう~

都市部で暮らす一般的なサラリーマンの日常では、朝は慌ただしく朝ごはんも食べられず、長時間ギュウギュウの満員電車に揺られ、スマホで朝のニュースやSNSを一読しながら出社し、夜遅くまで長時間PCを見つめ続け、帰宅中や就寝前までTVやPC・スマホ・ゲームなどを行う・・・。

現代の社会では、PCやスマホ・タブレット・ゲームなどのさまざまなデジタル機器は、もはや手放せないものといえます。仕事や趣味、人との繋がりや生きがいなど、非常に広範囲で活用ができる優れたツールですが、使用法によっては体内時計を乱してしまうことからホルモン分泌に影響を及ぼし、病気を引き起こす原因にもなってしまいます

具体的には「夕方以降」、液晶画面から発せられる光(ブルーライト)を長い時間見つめていることが要因となります。それは、夜間にブルーライトを見つめたとき、昼間と脳が勘違いしてしまうことにあります。どのようにして、体内時計を乱さず快適に文明機器を使いこなせばよいのでしょうか。

◇スマホやゲーム機などは、ブルーライトのカットをおすすめします

スマホやタブレット端末・ゲーム機は、PCや液晶テレビよりも強いブルーライトを発しているため、近年、眼球や体内時計への影響が懸念されています。直ちに大きな影響を及ぼすものではありませんが、長期的には注意が必要になります。

米国ニューヨーク州レンセラー工科大学の照明研究センターによると、就寝前に液晶画面を見続けていると、メラトニンの分泌量が大幅に減少することがわかっています。同センター臨床実験では、就寝前に60分間スマホやタブレット端末などでネットやゲームを行った被験者は日光を60分間浴びたのと同様にメラトニン分泌が抑制され、使用時間が2時間を超えると、飛躍的にメラトニンの抑制が高まったそうです。
また、英国エジンバラ睡眠センターの研究では、就寝1時間前のメールチェックはエスプレッソコーヒー2杯分の覚醒作用があることもわかっています。

※参考書籍「ブルーライト 体内時計への脅威」坪田一男著

ブルーライトは、体内時計への影響だけではなく、近年の黄斑変性症(失明のリスク)増加の要因としても指摘されています。
※参考サイト ブルーライト研究会

とはいえ、私たちの快適な生活にデジタル機器は必要不可欠なもの。体内時計や目の負担を軽減するには、どのように使用すればよいのでしょうか。

○夜間のご使用・長時間ご使用される方

スマホ・ゲーム機・タブレットやPC類はブルーライトカットフィルムを貼付」や「ブルーライトカット眼鏡のご使用」をおすすめします。
・目に関するリスク軽減と共に、目が楽になります。お子様にも安心です。
・体内時計の乱れが軽減され、調子がよくなります。
※参考商品 ブルーライト90%カットフィルム ⇒Retina Guard

○蛍光灯や照度の明るいLEDもブルーライトを発しています

蛍光灯や照度の高いLEDなども同様にメラトニンの分泌に影響を与えてしまいます。
夕方以降、リビングでは照度の低い間接照明で過ごし、寝室は照明を消して就寝するのが理想的です。
日中のご使用は問題ありません。
※就寝時、どうしても灯かりがないと不安だという方は、傘の付いた照度の低い間接照明(直接目に光が入らない)で、頭部から極力離した場所へ設置することをお勧めします。

◇「充電中」のスマホやゲーム機などを長時間使用される方や枕元に置く方
⇒本体のみでの使用や枕元から離すことをおすすめします

Earthで紹介している動画で、枕元にプラグに挿した充電中のスマホや家電製品などがあると、身体の表面を電磁波(電場)が一晩中覆ってしまうことをご紹介しています。ご参考にしてください。
※充電をしていなければ電場は出ていないため、問題はありません。

○「充電中」のスマホなどは電場を発しています。身体のそばに置いたり接していると、静電気と同様にホコリを集めます

体表を覆う高くなった電場は、布団に付着するチリやホコリ・ダニの死骸などを集めて皮膚や鼻粘膜・口内の粘膜に付着し、炎症を起こす可能性があります。その雑菌に対して、身体は免疫反応を起こし続けることで自律神経を乱してしまうことが考えられます。

○粘膜や皮膚などの炎症が起きた場合

副腎から強い抗炎症作用のあるコルチゾールが分泌されます。本来、コルチゾール(抗ストレスホルモン)は就寝中のメラトニン分泌によって抑制されるのですが、炎症刺激によって深い睡眠がなされず(メラトニン分泌が低下)、抑制ができない状況(副腎ホルモンが睡眠中も働き続けてしまう)になる可能性があります。

○副腎が疲弊した症状

「慢性的な疲労」「朝起きられない」「感情の起伏が激しくなる」「記憶や思考力の低下」「性欲減退」「睡眠障害」
※その他、本来は就寝中に分泌されているホルモンが低下してしまうことで、行なわれるはずの細胞の再生や老廃物の排泄、脳の休息(ストレスの解消)などが十分なされず、疲れを抱えたまま朝を迎えてしまうことが考えられます。

*夕暮れ以降の「小さな心がけ」で睡眠の質を上げよう

  1. ①夕暮れ以降の飲食

    ・糖質

    過剰になった場合、低血糖症の症状から夜中に目が覚める為、ほどほどが望ましいでしょう。

    ・カフェイン(コーヒーなど)

    睡眠の質を上げるには、夕方以降はノンカフェインが望ましいでしょう。

    ・アルコール

    呑み過ぎには注意しましょう。ほどほどが望ましいでしょう。

  2. ②お風呂

    暑い夏場は敬遠しがちですが、冷房で足腰が冷えてしまった場合に免疫低下から風邪を引きやすくなります。
    定期的な入浴は、心身のリラックスと共に風邪の予防にも効果的。
    入浴後はリラックスして身体が少し冷えてからの入眠がよいでしょう。
    脳の深部体温が下がることで覚醒から睡眠へ移行します。

  3. ③灯りと液晶画面

    前述のとおりです。

  4. ④ココロ

    就寝前の数時間は、寛ぎや労いの時間にして心地よく過ごしましょう。
    なるべく早く寝ましょう(メラトニンは12時がピーク)
    夜10時頃からさまざまな細胞を再生するホルモンが分泌されます。

    眠る直前まで考え事や悩み事をしてしまうと頭が熱くなる(脳が活動状態)ため、睡眠の質が低下してしまいます。安心してぐっすり眠り、頭のスッキリした朝に考えてみましょう。仕事や勉強などは夜型よりも朝型が精神的・肉体的にもよいでしょう。

眠れないときには、布団の中で仰向けになっての腹式呼吸がおすすめです。
「口をすぼめて細く8秒くらい吐く」「鼻から4秒くらい吸う」の繰り返しを5分~10分程度。
神経が安らぐことで気持ちが落ち着き、いつの間にか眠りにつけます。

ワンポイント講座「深い睡眠のコツ」

「不眠 寝つきが悪い トイレで目が覚める
歯ぎしり 寝起きが悪い 疲れが抜けない」などは、
精神や肉体的なもの/冷えや暑さなどのストレスによる体内時計の乱れが要因

①「真夏の寝苦しい日」や「ストレスで頭が熱いと感じるとき」 後頭部と枕の間に小さな保冷剤を挟むだけでも、深い入眠を手助けします(脳の深部体温を下げる) ②「真冬の寒い日で冷えが気になるとき」 湯たんぽが効果的。足が温まることで頭の熱が下がります。※電場の影響もうけません。 ③「足(薄着や冷房・水に濡れる)やお腹(冷たい飲食を摂り過ぎた時)を冷やしたとき」 ⇒下半身の冷えから熱が上昇し頭が熱くなりやすく、入眠の妨げになります。(頭寒足熱)
入浴やパジャマに腹巻足首ウォーマーをプラスすることで下半身を温める。
※上記は、該当のあるときにご参考ください。(平常時は必要ありません)

*日中にセロトニンの分泌を促す習慣

※以下は「自律神経をリセットする 太陽の浴び方」有田秀穂著を参考にしております。

  1. ①太陽の光を浴びよう

    1日のうち30分ほど、太陽の光を浴びるようにしましょう。(直接太陽を見るのは避けてください)
    光が網膜に入ると信号が脳に伝わり、セロトニンが生成されます。朝、起きたらカーテンを開けて太陽の光を取り込むだけでも効果があります。窓から朝日が差し込む位置に布団やベッドがあるとより良いでしょう。(暑い場合を除く)

  2. ②リズム運動

    同じ運動を繰り返し行うもので、脳のセロトニン神経を刺激します。

    • ・ウォーキング

      一定リズムで筋肉の緊張と弛緩を繰り返すとき、セロトニンが放出されます。
      人混みを避け、川辺や公園などの自然が多い場所で毎日30分程度、疲れすぎない範囲が適度になります。

    • ・カラオケ

      歌うことは、呼吸のリズム運動になります。一人カラオケも効果的。

    • ・咀嚼

      よく噛むことでも顎が動かすため、セロトニンが分泌されます。消化にも良く食べ過ぎが防止され、ダイエットにも効果的。

    • ・丹田呼吸法

      臍(へそ)から指4本分下にある「臍下丹田(せいかたんでん)」に意識を集中し、ゆっくり呼吸をする方法です。
      ①あぐらか正座をして、軽く背筋を伸ばします。②両手を臍から5センチ下の場所に置きます。これが基本姿勢で、呼吸は鼻を使って行います。
      ③吐く方に意識を向けて、スーっと静かに、深く息を吐いて、丹田に向かってお腹をへこますように息を吐き切ります。へこんだところから、④手を置いている丹田を意識して再びお腹を膨らますように息をスーっと吸っていきます。息を吐くときも吸うときも、スーっと深い呼吸を意識することが大切。1分間に7回~8回の呼吸が目安とされています。

  3. ③グルーミング

    グルーミングは人やペットなどとの「スキンシップ」になります。安心や幸福感を感じる「オキシトシン」というホルモンが分泌されます。セロトニンの分泌を誘発し、増加させます。

    ・エステやマッサージ

    心地よく触れ合うことでお互いにオキシトシンが分泌され、セロトニン分泌の手助けしてくれます。

    ・信頼できる人との会話

    気の合う友達やご家族との談笑による心地よさがオキシトシンを分泌し、セロトニンの分泌を手助けしてくれます。人との心地よい交わりは健康を保つ上でも大事なことになります。

ワンポイント講座「肩こり」

「肩こり」は読んで字のごとく「凝り性」の症状
症状を持つ方の身体には特有の力みがあります。

仕事や家事・趣味・考え事などに長時間没頭しているとき、息が浅くなる方に多いようです。
その際に、呼吸を狭めるいくつもの筋肉に力みがあります。
「後頭部や首・喉・腕・肩」「顎の噛みしめ」などが確認されます。
⇒これらが筋疲労として痛くなります。また、長時間息が浅くなることで神経も昂ってしまいます。
※眼精疲労によっても、同様の緊張が起こります。
「肩こり」の体質改善 ◇こまめに「ふ~~~~~っ♪」と、口をすぼめて長く息を吐いてみましょう ・息を吐くと肩や腕・顎などの力みが和らぎ、集中した時に息が浅くなってしまう癖が改善されます。
・息を吸うのも大きくになり、細胞に酸素が満たされ活性します。
・肩こりの緩和と共に精神的な落ち着きが得られ、自律神経も整い睡眠の質も向上します。
◇疲れたな…と思ったら液晶画面から暫し離れて、目を休ませてあげましょう♪ ◇息をつく間がなくても、「ほっと一息」気休めを大事にしましょう♪

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